酒の粕 (さけのかす)
- 備考
- 与太郎が赤い顔をしているので、尋ねると酒の粕をご馳走になったという。「いい若い者が酒の粕を食べたなんてみっともない。酒を飲んだと言いな」と知恵をつけられた与太郎、次に聞かれた時、「お酒を飲んだ」と答えたのはいいが、「どのくらい飲んだんだ」と問われて「このくらいのかたまりを二つ」と言ったので酒粕を食べたことがばれてしまう。「このくらいの湯飲みで二杯飲んだんだと言いなさい」と教わり、次に会った人に「このくらいの湯飲みで二杯」と答えたが、「冷やは毒だよ。燗をしたかい」「焼いて飲んだ」