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時うどん (ときうどん)

備考
上方落語。二人で一杯のうどんを食べることにした男たち。所持金の合計が十五文しかなく、うどん代十六文に一文足りない。それでもうどんを注文し、一人がほとんど食べ尽くす。勘定は一文銭を一枚ずつ出して、一つ、二つ、と数えて八つまできたところで、「今、何どきや」と聞くと、うどんやが「九つで」と答えたので「とお、十一…」と続けて一文ごまかす。うどんをほとんど食べられなかった男が翌日、一人でこれをやろうとする。東京落語の「時そば」と設定が異なるのが本来だが、「時そば」そのままの演じ方も現れた。

公演リスト