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人情八百屋 (にんじょうやおや)

備考
八百屋の平助は霊岸島の裏長屋で、今日の食べ物にもこと欠く家族に出会い、子供に弁当をあげ、その日の売り上げを母親に渡した。その後の様子が気になった平助は七日ぶりに訪ねると、平助が渡した金を店賃として家主に取り上げられて、亭主も女房も命を絶ったと知る。残された幼い姉と弟二人は鳶のかしらが引き取っていた。かしらは平助に感謝し、二人は兄弟分の契りを結ぶ。また、火消しという稼業柄、いつ命がなくなるか分からないというかしらの願いを聞き、平助が姉と弟を引き取ることにする。講談、浪曲の「伊勢の初旅」の一節。

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