算段の平兵衛 (さんだんのへいべえ)
- 備考
- やりくり算段がうまいことから、算段の平兵衛と呼ばれる男が、庄屋の妾のお花を持参金つきでもらう。ところが金をすぐに使い果たし、お花に未練のある庄屋に美人局を仕掛け、さらに金を得ようとする。ところがなぐる加減を誤り、庄屋を殺してしまう。そこで死体を庄屋の家の前まで運び、庄屋の声色を使って女房を怒らせて「首でもつって死んでしまいなはれ」と言わせ、死体をつるして帰ってくる。女房は死体の始末を金を払って平兵衛に頼む。平兵衛は隣村の盆踊りに紛れ込んで喧嘩を仕掛け、死体を放り出す。今度は隣村の者が平兵衛に相談にくる。