ぼんぼん唄 (ぼんぼんうた)
- 備考
- 八丁堀玉子屋新道の小間物屋源兵衛夫婦には子供がなく、親もとが分からない迷子を我が子として育てる。この子が近所の子と遊んでいる時、みんなが「ボーンボーン今日明日ばかり、江戸一番八丁堀の踊り」と唄っているのに、一人だけ「江戸一番相生町(あいおいちょう)の踊り」と唄っているのに気づく。本所相生町の子供だろうと察した源兵衛は、相生町へ行き、材木問屋伏見屋喜左衛門の子供だとつきとめる。伏見屋は源兵衛に感謝し、伏見屋に雇い入れ、玉喜屋という店を持たせてやったところ、たいそう繁盛した。