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もう半分 (もうはんぶん)

備考
橋のたもとの居酒屋に入ってきた老爺は茶碗に半分だけ酒を頼み、飲み終わると、「もう半分」と言って飲み続けて帰った。その席には五十両が入った風呂敷が残されていた。引き返した老爺に居酒屋夫婦は知らぬ存ぜぬで押し通し、老爺は橋から身を投げる。夫婦はこの金で店を大きくし、赤ん坊も生まれるが、身投げをした老爺に生き写し。女房は驚いて死んでしまう。乳母をやとうが、皆、すぐやめていく。亭主が夜中に赤ん坊の様子を見ると、あんどんの油さしから茶碗に油をつぎ、うまそうに飲み終わると「もう半分」

公演リスト