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双蝶々 (ふたつちょうちょう)

備考
長兵衛の息子長吉は大変な悪党で、さい銭泥棒をしたり、義母のお光がいじめるとウソをついたりと手がつけられない。家主の勧めで下谷山崎町の山崎屋に奉公させる。(上)成長した長吉はよく働く一方で仲間と盗みをしている。それを番頭の権九郎に知られ、弱みを握られる。権九郎に言われて店の金を盗んだところを小僧の定吉に見られたので、定吉と権九郎を殺して奥州へ逃げる。(中)息子の悪行のため、長兵衛夫婦は住まいを転々とし、長兵衛は病の床に。大金を持って再会を果たした長吉は吾妻橋で召し取られる。(下)

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