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桜鯛 (さくらだい)

備考
殿様は鯛料理には一箸しかつけず、さらに召し上がりたいと希望された時は別の鯛を出さなければならない。しかし替わりを望まれたことがないため、実は一匹しか用意していない。ところが、この日に限って「替りを持て」という御希望。三太夫、機転を利かせて、「お殿様、築山の桜がたいそう見事になりました」と気をそらしている間に鯛をひっくり返し、「替りを持参いたしました」。殿様は喜んでその鯛に一箸つけ、「替りを持て」と再度の要求。今度ひっくり返したら、元の穴が出てしまう。困惑している三太夫に殿様が「今一度、築山の桜を見ようか」

公演リスト