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今戸の狐 (いまどのきつね)

備考
江戸時代末に実在した落語家 乾坤坊良斎にちなむ噺。良斎の弟子の良輔は三笑亭可楽の世話で浅草今戸に住み、内職で今戸焼の狐を作っている。可楽の家では毎晩、寄席の売り上げを各出演者の給金として分けるために小銭の音がする。これを聞いたバクチ打ちが狐ちょぼというサイコロを三つ使うバクチをしていると勘違いして「噺家のくせに狐をやっているのだろう」と因縁をつけたところ、可楽の弟子は焼き物の狐と思い、良輔の家を教えたため、次々と話の食い違いが起こる。江戸時代の落語家の暮らしが描かれている異色の噺。

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