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豆狸 (まめだ)

備考
明治の初めごろ、市川右三郎という大部屋役者が「家伝びっくり膏」という膏薬を売る母親と三津寺の前に住んでいた。秋の時雨どき、芝居からの帰り道、右三郎の傘が重くなった。まめだの仕業と分かったので、トンボを返ったら、まめだは地面にたたきつけられて逃げた。翌日から「びっくり膏」を陰気な男の子が買いに来るようになる。そのようなことが数日続いた後、三津寺の境内で「びっくり膏」の貝殻を付けたまめだが死んでいた。三田純市作。東京の設定に置き換えて東京落語でも演じられている。

公演リスト