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三十石夢乃通路 (さんじっこくゆめのかよいじ)

備考
夜の淀川を京都伏見から大阪八軒屋へと下る三十石船のにぎわいを描く。船宿で番頭が身元を尋ねる際、客はだれも本当の名前を言わず、からかう。宿屋の方も飯をたくさん食べてほしくないため、まだ船は出ないのに今にでも出るような声掛けを行う。船内は立錐の余地もないほど人で一杯。女性がもう一人乗りたがっているというので、それなら、俺のひざの上でと客の一人が申し出ると、その女性はお婆さんだった。船頭の舟唄が旅情を誘う。上方落語から東京落語へ。別題「三十石」

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