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牡丹燈記 (ぼたんとうき)

備考
中国の元の時代、灯籠祭の晩に喬生は牡丹の絵を描いた灯籠を下げた娘と知り合う。娘の名は麗卿、召使の少女は金蓮といった。それから毎夜、二人は喬生を訪れる。隣家の老人がのぞき見ると喬生は骸骨と話していた。老人に忠告された喬生は、麗卿に月湖の西に住んでいると言われていたので、行ってみたが、住まいはなかった。近くの古寺で「麗卿」と記されたひつぎと「金蓮」と書かれた藁人形を見つける。幽霊に魅入られているのを防ぐお札を家に貼る。「牡丹灯籠」の原話と言われるが、趣は異なり、中国の情緒が漂う佳品。

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