東の旅 (ひがしのたび)
- 備考
- 喜六、清八が大阪から伊勢参りに出かけて戻る長編落語。くらがり峠を抜けて奈良、伊勢に。帰りは伊勢湾岸沿いに北上し、鈴鹿峠を越えて京都へ出て淀川を下って大阪へ。桂米朝によると10~15席となり、10時間はかかるという。往路の「発端」「奈良名所」「野辺」「煮売屋」「七度狐」を演じるだけで1時間。この後、「うんつく酒」「軽業」などが続き、帰路には「瘤弁慶」「三十石」など。「東の旅」で演じる時は大概、往路をメリハリをつけて口演する。「東の旅」は通称。本名題は「伊勢参宮神乃賑(いせさんぐうかみのにぎわい)」。