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ふたなり (ふたなり)

備考
土地の親分亀右衛門が金の工面を頼まれ、夜中にとなり村まで金を借りに行く。途中の森で女と出会う。奉公先の番頭の子をお腹に宿したため二人で逃げてきたが、はぐれてしまい、死ぬつもりだという。金を渡すから死なせてくれとまで言われ、この金があればとなり村に行く必要はないと、首つりの手ほどきをするうちに誤って亀右衛門が死んでしまう。女は死ぬ気がうせ、子を宿して死ぬことを記した書き付けを亀右衛門のふところに入れて逃げる。後に検視の役人が改めると、この書き付けが出てきたために話がややこしくなる。

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