館林 (たてばやし)
- 備考
- 剣術の道場に通っている半さんに先生が館林で盗賊を退治した話をしてくれた。盗賊が土蔵に逃げ込んだので、先生が俵を二俵用意してもらって、蔵の中に投げ、相手が斬り落とそうとしているところに飛び込んで、小手をつかんでねじ伏せたという。半さんも同じような場面に出くわす。居酒屋で無銭飲食をした侍が土蔵の中で刀を抜いている。しめたとばかり、手順を話しながら俵を投げたので、相手にすべて聞かれ、うまく行かない。こんなはずではと、首を入れた途端に斬り落とされ、首が転がって「先生、うそばっかり」